杏仁豆腐の上にちょこんと乗った、赤くて可愛らしい実がクコの実です。
クコの実は薬膳料理にも取り入れられ、クコの根は漢方薬にも使われます。
中国では滋養強壮に効果があると言われています。
近年はスーパーフードとして注目を集め、ゴジベリーと呼ばれることも。
今回は注目の食材、クコの実についてご紹介します。
ゼアキサンチン
クコの実にはカロテノイドの一種である、ゼアキサンチンが多く含まれます。
ゼアキサンチンは目の健康維持に欠かせません。
パソコンで目を酷使する人にとっては、積極的に取り入れたい栄養素ですね。
ポリフェノール
クコの実はルチンやタンニンなどのポリフェノールが、たっぷりと含まれています。
強い抗酸化力を持つポリフェノールは、増えすぎた活性酸素を減らしてくれる栄養素です。
毛細血管を強くし、血流を良くします。
ビタミン類
ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンCなどを多く含みます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える効果、ビタミンB2は脂質燃焼や新陳代謝の効果があり、ダイエットにも効果的です。
ビタミンCはシミの予防などの美肌効果があります。
どちらも毎日少しずつ取り入れたい栄養素。
美容に一役買ってくれます。
クコの実の取り入れ方
クコの実は杏仁豆腐の飾りだけではありません。
様々な料理に使えます。
そのまま食べることもできますが、少々苦味があります。
苦手な人は一手間加えましょう。
ヘルシー♪クコの実のリンゴ酢はちみつ漬け by 白雲堂 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが342万品 (cookpad.com)
↑甘酸っぱいので、ヨーグルトに加えてもいいですね。
アボカドクリームチーズのクコの実リッツ! by 速水ユウ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが342万品 (cookpad.com)
↑見た目にもキレイで、食欲をそそります。
ちょっとしたパーティの食事に出しても喜ばれそうです。
注意点
多くの栄養素が含まれるクコの実ですが、取り入れる際には注意が必要な場合があります。
ワルファリンと併用しない
血栓塞栓症の治療や予防をするワルファリンと、一緒に摂らないようにしましょう。
クコの実に含まれるビタミンKが、その作用を打ち消して薬効を弱めてしまいます。
取り入れる際は、必ずお医者さんに確認をしてください。
アレルギーに注意
トマト、ピーマン、桃のアレルギーを持つ人は、クコの実でもアレルギー症状が出やすいという報告があります。
それ以外のアレルギーがある人も、お医者さんに相談をしてください。
クコの実のまとめ
クコの実についてまとめます。
- クコの実に含まれる栄養素、ゼアキサンチンは目の健康維持に効果がある。
- 強い抗酸化力を持つポリフェノールを多く含み、活性酸素を減らしてくれる。
- ビタミン類も豊富で、ダイエットや美肌に効果的。
- ワルファリンと一緒に摂らない。
- アレルギーに気を付ける。
小さな実の中に、豊富な栄養素が含まれているクコの実。
一日の摂取量はおよそ10g~20gです。
食べすぎると吐き気や腹痛を催す人もいるので、適量を食べるようにしてくださいね。