スーパーでもコンビニでもドラッグストアでも購入できる、私たちに身近な存在のアーモンド。
アメリカでは「完全栄養食品」として保存食や携行食、滋養強壮食として食べられています。
脂肪分が多いためダイエット中の方には敬遠されがちですが、取らないのはもったいない!
…というくらいアーモンドは、健康や美容に効果的な栄養素がたっぷりと含まれている食材です。
今回はそんなアーモンドの魅力をお伝えします。
アーモンドの栄養素と効果
不飽和脂肪酸
アーモンドに含まれる脂肪の多くはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸です。
これらは体内で作り出すことができないので、食べ物から摂取するしかありません。
不飽和脂肪酸にはコレステロール値が安定する、血圧を下げて動脈硬化を防ぐなどの効果があります。
ビタミンE
アーモンドには100gあたり29.8mgのビタミンEが含まれています。
ビタミンEには活性酸素を抑制し、細胞の酸化を防ぐ力があり、アンチエイジング効果があります。
また身体を温める効果もあり、冷え性にも効果的です。
食物繊維
アーモンドには不溶性食物繊維が多く含まれています。
食物繊維には整腸作用、コレステロール値の安定、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれるという効果があります。
日頃から食物繊維が足りていない人は、アーモンドで不足分を補うといいですね。
アーモンドの効果的な取り入れ方
アーモンドはローストされたものと、生のものがあります。
生のアーモンドには「酸素抑制物質」という、消化不良を起こさせる物質が含まれています。
浸水させるか、フライパンで軽く煎ってから召し上がって下さい。
アーモンドは一日あたり23粒ほど食べるといいと言われています。
一度に食べるのではなく、小腹が空いた時などに、2~3粒ずつ食べてください。
ちなみに「一日あたり23粒」に因んで、1月23日はアーモンドの日だそうです。
アーモンドミルクについて
近頃スーパーの牛乳・豆乳売り場でよく見かけるのが、アーモンドミルクです。
アーモンドミルクとは、水に浸したアーモンドの皮を摂って、細かく砕き漉したもののことです。
アーモンドをそのまま食べるよりも、吸収と消化がいいのが特徴です。
小さなお子さんにもぴったりですね。
アーモンドのまとめ、注意点
アーモンドについてまとめます。
- アーモンドには不飽和脂肪酸、ビタミンE、食物繊維など多くの栄養素がふくまれている。
- コレステロール値や血圧の安定、アンチエイジング効果、便秘の予防などの効果がある。
- 1日に取り入れる量は23粒程度。炒ったものを少しずつ食べる。
- アーモンドミルクは吸収と消化が良く、小さなお子さんにもおすすめ
美味しくて、健康効果も抜群のアーモンドですが、食べすぎには注意が必要です。
脂肪分や食物繊維が多く含まれるので、お腹を壊す恐れがあります。
適量を美味しく食べて、上手に栄養を取り入れていきましょう。