カムカムはペルーのアマゾン川上流域が原産地の、フトモモ科の常緑低木植物です。
熟れたカムカムが川に落ち、それを魚が食べるときに「キャムキャム」と音を立てていたことから「カムカム」と呼ばれるようになったそうです。
名前の響きも由来も可愛らしい、カムカム。
実は植物の中で、ビタミンCを最も多く含む果実と言われています。
今回はスーパーフードと呼ぶにふさわしい、カムカムの栄養や効果、取り入れ方をご紹介します。
カムカムの栄養と効果
カムカムというと「美肌効果」というイメージがある人は、多いのではないでしょうか。
それにはカムカムに含まれる栄養素に理由があります。
ビタミンC
アマゾンの過酷な環境で育つカムカムは、ビタミンCが豊富です。
レモンの約56倍、アセロラの約1.7倍が含まれています。
そんなに多くて摂りすぎにならない？と、心配になりますね。
しかし摂りすぎた場合は、数時間後に尿から排出されますので大丈夫です。
ビタミンCには風邪などの感染症を予防したり、ストレスに対しての抵抗力を高めたりと健康維持に効果があります。
また美肌効果やアンチエイジング効果もあり、美容でも効果があります。
ポリフェノール
カムカムに含まれるポリフェノールは赤ワインの約7～10倍です。
ポリフェノールには活性酸素から細胞を保護してくれる効果があるため、生活習慣病や糖尿病の予防になります。
また紫外線などで発生した活性酸素を抑制して、老化を防ぐ効果もあります。
カムカムの取り入れ方
カムカムの実は、ペルー政府によって輸出が禁止されています。
日本には、現地で加工された果汁やパウダーが輸入されているのです。
スーパーでもカムカムのジュースが売られていますね。
濃縮タイプであれば炭酸で割るとサッパリ！
冬はホットにしても美味しくいただけます。
パウダーはヨーグルトに入れたりアイスクリームにかけたりしてもいいですね。
カムカムについてのまとめ
カムカムについてまとめます。
- ビタミンCが豊富で、植物界でカムカムが最も多く含む果実。美肌効果や健康維持効果がある。
- ポリフェノールも豊富。アンチエイジング効果があり、生活習慣病や糖尿病の予防ができる。
- カムカムの実は輸入ができないので、日本はパウダーやジュースなどの加工品で食べる。
一時期は日本で大きなブームになり、なかなか購入できないこともありました。
今では多くの加工品が出ていますので、随分買いやすくなりましたね。
カムカムは気軽に取り入れやすいスーパーフードなので、ぜひ試してみてください。