はちみつには生のものと加熱されたものがあります。
スーパーフードに分類されるのは「生」のほうです。
なぜ「生」だけがスーパーフードなのでしょう?
それは本来のはちみつには多くの栄養素が含まれているものの、加熱されると栄養素がなくなってしまうからです。
今回は生ハチミツについての栄養素と効果、取り入れる注意点もご紹介します。
生はちみつとは?
生はちみつとは、ミツバチの巣から取った蜜そのもののこと。
ハチが花の蜜を採取したものを遠心分離器にかけて、巣から飛ばしたものを何度も濾過します。
加熱加工は一切されません。
しかしスーパーなどに並んでいるお手頃価格のはちみつは、ほぼ加熱されたはちみつです。
純粋はちみつと書かれたものを生はちみつと勘違いしてしまいがちですが、実は全然違うものなのです。
純粋はちみつとは加糖はされていない、でも加熱はしてもOKというもの。
ややこしい表記なので、分かりにくいですよね。
生はちみつの栄養素と効果
生ハチミツには大人から子供まで嬉しい効果があります。
美味しく栄養素を頂きましょう。
グルコン酸、オリゴ糖、乳酸菌
生はちみつに含まれるこれらの栄養素は、腸内環境を整えてくれます。
特にグルコン酸は大豆の約30倍含まれています。
腸内環境が整うことで便秘の予防に繋がります。
カリウム
ミネラルの中でも特にカリウムが多く含まれています。
カリウムは余分な塩分を排出してくれるので、血圧を下げる効果があります。
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2007年の海外医学論文で、はちみつが咳止めに効果があることが発表されました。
なんと咳止めの薬よりも効果があったとか。
どの成分が咳止めに効くのかは、まだ分かっていないそうです。
しかし咳が辛い場合は、安心してつかえるはちみつで対処してみるのはいかがでしょうか。
生はちみつの注意点
生はちみつに限らず加熱されたはちみつでも、1歳未満のお子さんには絶対に与えないようにしてください。
1歳未満児は腸内環境が整っておらず、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」が毒素を発生させるからです。
加熱してもボツリヌス菌の芽胞は強いため、100°C数分間の加熱でも生き残ることもあります。
離乳食を始めると腸内環境が整っていきますので、少しずつ与えるようにしていきましょう。
生はちみつのまとめ
生はちみつについてまとめます。
- 生はちみつとは一切加工されていない、ミツバチの巣から取った蜜のこと
- 腸内環境を整えたり、血圧を下げる効果、咳止めなどの効果がある
- はちみつは1歳未満児には絶対に与えない
甘くて一口食べると、大人も子どもも幸せな気持ちになれる生はちみつ。
希少価値の高いものなので気軽に食べられるものではありませんが、ぜひ一度味わってみてください。