カカオ豆はカカオフルーツという果物の種です。
このカカオフルーツには、「テオブロマ・カカオ」という学名がついています。
テオブロマとはギリシャ語で「神の食べ物」という意味です。
太古から神様への捧げものとして利用されたり、通貨として使用されたそうです。
スーパーフードでも人気のあるカカオニブとは、カカオ豆を焙煎して胚芽と皮を取り除き、砕いたもののこと。
ちなみにチョコレートの原料であるカカオマスは、カカオニブを液状にして冷却・固化したものです。
女性に嬉しい効果のある栄養素と効果やレシピをご紹介します。
カカオニブの栄養と効果
カカオニブは栄養素の宝庫です。
摂りすぎると肥満の元にもなりますので、適量を摂るようにしましょう。
一日あたり30gが目安です。
では注目の栄養素と効果を見ていきましょう。
カカオポリフェノール
カカオニブには、近年注目度の高いカカオポリフェノールも多く含まれています。
カカオポリフェノールには血管を広げることによって、血圧を下げる効果があります。
また活性酸素からお肌を守る効果があるので、美肌にも効果的です。
自然食品から摂るのは難しいのですが、カカオニブは比較的効率よく取り入れられます。
テオブロミン
テオブロミンはカカオニブの学名、「テオブロマ」に由来しています。
セロトニンの働きをアシストする効果があり、脳を活性化させます。
集中力や記憶力のアップ、ストレス軽減の効果があります。
食物繊維
食物繊維というと便秘解消を思い浮かべますが、効果はそれだけではありません。
コレステロール値の改善効果や、ナトリウム排泄効果で血圧を下げる効果もあります。
食物繊維は第6の栄養素とも言われており、注目される栄養素の一つです。
カカオニブの取り入れ方
カカオニブは甘みがなく苦味が強いです。
初めて食べる方には、そのまま食べるのはおすすめできません。
しかし様々な取り入れ方で楽しむことができます。
ヨーグルトにカカオニブを入れる
甘みをつけたプレーンヨーグルトにパラパラとかけてください。
ヨーグルトの酸味と、カカオニブの苦味がよく合います。
ヨーグルトには整腸作用があり、カカオニブの食物繊維と合わせて摂ることで便秘解消の効果が更にあがるという嬉しい効果もあります。
生地にカカオニブを練りこみ、焼く
クッキーやケーキの材料に加えてみてください。
ふんわりとチョコレートのいい香りがしますよ。
簡単にできるレシピをご紹介します。
カカオニブの簡単クッキー☆バター卵無し by クック8JFKOT☆
カカオニブのまとめ
様々な栄養素が含まれて、かつアレンジしやすいカカオニブ。
スーパーフードの中でも、手に入れやすい食材です。
摂りすぎには注意をしながら、美味しく栄養を取り入れていきましょう。