一時期は人気爆発し、品切れになったこともある「チアシード」。
今でも人気のスーパーフードとして、ドリンクやスイーツなどに加工されてコンビニ等で販売されています。
チアシードはシソ科の「チア」という植物のシード(種)で、メキシコやグアテマラあたりの中南米地域が原産国です。
最近ではすっかり認知されましたね。
今回はチアシードに含まれる、身体にうれしい栄養素と簡単な取り入れ方をご紹介します。
チアシードに含まれる注目の栄養素
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸とは、青魚などに含まれるDHAやEPA、えごま油やシソ油などに含まれるαリノレン酸の不飽和脂肪酸のことです。
体内で作ることができないので、食事から摂る必要があります。
効果としてはコレステロールを下げる、中性脂肪を下げる等があります。
このオメガ3脂肪酸がチアシードには多く含まれており、大さじ1杯程度で一日に必要な量を摂取することができるのです。
食物繊維
チアシードを水で戻すと10倍ほどに膨らみ、どろどろとしたゲル状になります。
見た目が独特ですが、あれはグルコマンナンという食物繊維です。
チアシードには食物繊維が大さじ1あたり3.5gも含まれているので、便秘に効果的です。
またグルコマンナンは腹持ちがよいので、ダイエットをしている人にもおすすめです。
必須アミノ酸
体内では合成できない必須アミノ酸9つのうち、チアシードには8つ含まれています。
必須アミノ酸は生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があり、男女問わず注目したい栄養素です。
チアシードが奇跡の食材と言われるのは、そういった多くの栄養素を含んでいるからなのです。
取り入れ方
チアシードは常温の水に戻してから使います。
水100ccにチアシード大さじ1を入れ、15分程度浸けておくと柔らかくなってきます。
1時間程度浸けておけば、写真のコップに入ったようなプルプルとした柔らかい状態になっています。
浸ける時間によって柔らかさも変わってきますので、お好みの時間を見つけてください。
水に戻したらアレンジ開始です。
・飲み物やヨーグルトに混ぜる
・ジャムに混ぜてトーストに塗る
・ドレッシングに混ぜて、野菜にかける
・味噌汁やスープに入れる
などなど、使い方は無限にあります。
注意点
チアシードは生では食べないようにしましょう。
アメリカで、男性が生のチアシードを口に入れたまま水を飲んで食道が詰まってしまい、呼吸困難に陥ったという事故がありました。
一度に大量に口に含むことはしないかもしれませんが、万が一のことがないよう止めておいた方がいいでしょう。
水に浸しておけば、柔らかくなっていますので喉につまることはありません。
多くの栄養素が摂取できるチアシード。
適量を適切に食べて、美味しくいただきたいですね。