スピルリナとは、淡水域に生息する藍藻の一種です。
39億年前に誕生したと言われている、最古の植物です。
亜熱帯地方の高アルカリ性の塩水湖周辺に生息しており、古くから食用として用いられています。
長年にわたり、人類の健康を支えてきた植物なんですね。
そんな歴史のある植物スピルリナですが、何と6割がタンパク質なのです。
今回は老若男女問わず、うれしい効果がたくさんのスピルリナをご紹介します。
スピルリナの栄養素と効果
たんぱく質
スピルリナに含まれるたんぱく質は、大豆のおよそ2倍です。
たんぱく質は肉や魚、大豆などに多く含まれるため、しっかり摂ろうと思うとカロリーオーバーしてしまうこともあります。
しかしスピルリナは藍藻の一種なので、低カロリー。
髪の毛や肌、爪などを健やかに保ちます。
クロロフィル
スピルリナには、植物の光合成に欠かせないクロロフィルが含まれています。
クロロフィルにはがんを予防する効果や、コレステロールを下げる、胃腸に着いた老廃物を吸着して、体の外へ出す働きなどがあります。
様々な健康効果があるクロロフィルを多く含むスピルリナ。
現代人にとってぜひ取り入れたい栄養素です。
食物繊維
レタスの約6倍の食物繊維が含まれています。
現代人に不足しがちな食物繊維ですが、第6の栄養素と言われるほど、身体にとって大切な栄養素です。
食物繊維は便秘やがん、肌荒れの予防に効果があります。
野菜だけで摂ろうとすると、大量に食べなければいけないので取り入れにくいですよね。
しかしスピルリナのパウダーであれば、簡単に摂取することができます。
スピルリナの取り入れ方
スピルリナは藻ですが、粉末で売られていることが多いです。
見た目は濃い緑なので苦そうに見えますが、口コミを見てみると「ほうれん草の味」「昆布の味」という声があります。
スムージーやソース、生地に練りこんだりして使えます。
お好みのレシピを見つけてくださいね。
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スピルリナの注意点
海産物にアレルギーのある人はかかりつけの医師に相談して、許可が出てから摂取するようにしましょう。
また、ワーファリンを服用している人も必ず医師に確認してください。
スピルリナはビタミンKを多く含んでおり、薬効を弱めてしまう可能性があります。
スピルリナのまとめ
スピルリナについてまとめます。
- スピルリナとは世界最古の藍藻類
- 6割がたんぱく質で、低カロリー
- 健康や美容に効果のあるクロロフィルを多く含む
- 多くは粉末で売られているので、料理に使うのがおすすめ
- アレルギーがある人や、ワーファリンを服用している人は医師に確認をする
摂りすぎもよくありませんので、1日あたり2~6g程度を目安に取り入れてみてくださいね。