ここ最近日本は「高齢化社会」と言われていますが、そんな現代にマッチした「福祉美容」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
福祉美容はこれからますます需要が大きくなると言われ、最近では福祉美容師という働き方も注目を浴びています。
今回はそんな福祉美容のサービス内容や、働き方についてお伝えしていきます。ぜひあなたも、これから需要が大きくなる福祉美容を働き方の視野に入れてみてはいかがですか?
高齢化の現代にマッチした福祉美容とは?
福祉美容の内容についてお話ししていきますね。福祉美容とはその名の通り、「高齢の方への美容行為」のことを指し、主に体が自由に動かなくなってしまった方の髪の毛を切ったり、おしゃれのお手伝いをしたりするお仕事です。
体が不自由になったとしても、やはり髪の毛はどんどん伸びていきますし、女性であれば見た目に気を使いたいものですよね。しかし体がうまく動かず美容室にいけないという人も多いのです。
そこで、施設にいる美容師さんにお願いすることが増え、福祉美容師という働き方が近年増加しているんですね。
福祉美容師が活躍中!
福祉美容師というのは、施設などに務める美容師さんのことで、2016年に美容師法・理容師法が改定されサロン以外での施術も可能になったことにより、美容師自体の働き方が大きく変わったことが流行の発端です。
施術のメニューも普通の美容室と変わりなく、カットやカラー、シャンプー、トリートメント、ヘッドスパなどのメニューを施していきます。女性とって見た目は精神的にも非常に重要で、施設にいる高齢の方の心も明るくしてくれる福祉美容師は今非常に注目を浴び、需要が大きいのです。
福祉美容師へのなり方とは
では、福祉美容師になるにはどうしたらいいのでしょうか。福祉美容師は通常の美容師と変わらず、美容師の国家資格が必要になります。そして美容師の国家資格を持っている人が受験できる「福祉美容師」に関する資格を取得することで、福祉美容師への道を歩むことができます。
福祉美容師に関する資格は、NPOや厚生労働省認定の協会が発行しています。通常の美容師と異なり、「福祉」についての知識が求められるため、しっかり勉強するのがいいでしょう。福祉美容師の中でも大きく4つに分けられ、「ハートフル美容師」「ケア理容師」「認定福祉理・美容介護士」「福祉理美容師」があります。自分がどの職業になりたいのかよく調べ、資格勉強をするようにしましょう。
福祉美容師は高齢化が進むこれから需要大!
今回は福祉美容師についてお話ししました。日本は今後ますます高齢化が進み、高齢の方に対するサービスが増えていくことでしょう。その中でも福祉美容師という働き方は、今後も需要が高まる一方です。働き方を変えたいと思った時には、福祉美容師の働き方も検討してみてはいかがでしょうか。