30代女性の体重が増える原因として、基礎代謝の低下があります。基礎代謝とは、呼吸や体温などを保つために欠かせない最小限のエネルギーのことです。この基礎代謝が低下すれば、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。基礎代謝は、性別や年齢、体温などによって変わります。特に、30代後半からは急激に低下してしまうと言われ、食べる量は変わっていなくても太りやすい身体になっていきます。30代からの美ボディを目指すために、まず基礎代謝を高めることから意識していきましょう。では、30代の体重増加の原因には、具体的にどんなものがあるのか見ていきましょう。
【30代体重増加の原因とは?】
・女性ホルモンの減少
女性ホルモンには、代謝を高めたり脂肪を燃えやすくしたりする働きがあるといわれているのですが、そのホルモンの分泌が低下すれば当然女性ホルモンによる効果も薄れてしまうのです。そのため、太りやすくて痩せにくい体質になってしまうのです。女性ホルモンが増える食材は、ナッツ類、大豆製品、卵、魚、キヌアなどに含まれているそうなので、続けやすい食材を選んで食べてみましょう。
・自律神経の乱れ
自律神経は、活動時に働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経のことです。この交感神経と副交感神経は、朝と夜で上手に切り替わっているのですが、疲れやイライラ、ストレスなどによって乱れてしまうと、睡眠不足や便秘、うつといったさまざまなトラブルを招くことになります。それを防ぐため、入浴、ハーブティーを飲むなど、手軽に自律神経を整えられます。
・冷えやむくみ
体が冷えているのは、血液の循環が悪くなっているサインです。体温が低下したり老廃物が溜まりやすくなります。また、そのままにしておくと血液やリンパの流れが悪くなり、脂肪やセルライトの原因になってしまう可能性もあります。冷たい食べ物や飲み物は控え、温かいスープやお茶を飲むようにして身体を温めましょう。
【美ボディを作る食生活】
30代女性の体重増加の原因の一つに、不規則な食生活を続けることも関係があります。仕事や家事の忙しさから、「朝食を抜く」「夕食はコンビニ弁当にする」といった食生活になってはいませんか?さらに、仕事中の間食を頻繁に摂ってしまうと、あっという間にボディラインが崩れてしまいます。食事は、毎日の活動で必要なエネルギー源ですが、その栄養が偏っていれば、美ボディとは程遠くなってしまいます。1日3食、バランスのとれた食生活と食事のリズムを保つようにしましょう。
また、腸内環境を整えることも大切です。その中でも食物繊維や発酵食品、乳製品などを積極的に摂取するといいと言われています。腸内環境を整え、体に必要な栄養素が摂取できれば、基礎代謝を上げることにもつながります。
【美ボディを作る睡眠】
体型のキープやダイエットには睡眠も深く関係しています。ただ寝るのではなく、睡眠の質が大切になってきます。眠りが浅いと、就寝中に分泌される成長ホルモンの量が少なくなる上に、基礎代謝も低下するといわれています。30代になり、仕事の量が増えたりプレッシャーからストレスを感じていたりすると、睡眠時間は取れていても疲れが取れなくなり、いつの間にか体重増加に繋がってしまいます。また、就寝直前のスマートフォンやパソコンの操作、就寝する3時間以内の食事やお酒、カフェインの摂取も睡眠の質を低下させるので注意が必要です。このように、30代からの美ボディを目指すためにも、「基礎代謝を高める」「自律神経を整える」「食生活のバランスに注意する」ことを意識して、上手に毎日の生活に取り入れていくことが大切ですね。これからは、「30代とは思えないほど、美ボディをキープしている」と言われるようにしていきませんか。