玄米は身体にいいとよく聞きますよね。
その高い栄養価により、海外でも人気の健康食材となっていいます。
普段白米を食べている方にとっては、主食を置き換えるだけで手軽に食べることができる薬膳のひとつです。
今回は玄米の薬膳的効能やおすすめの食べ方について紹介していきます。
玄米とは
「白米より玄米のほうが身体に良い」と聞くことが多いと思います。
その理由をちゃんとご存じですか?
玄米とは精米をしていないお米のことです。
詳しくいうと、収穫した籾から籾殻(もみがら)だけを除いた状態のお米を指します。
一方、白米は玄米を精米したものであり、
この精米という過程で、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの大切な栄養素も一緒になくなってしまうのです。
そのため、白米より玄米のほうが身体にいいといわれています。
具体的な数字としては、玄米の食物繊維は白米の約6倍、ビタミンEは約12倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍も含まれています。
玄米の薬膳的効能
玄米の主な効能は内臓の働きを高めるということです。
具体的には
・食欲不振
・便秘対策
・慢性的な下痢
などの症状に効果が期待できます。
また、体の水分調整を行う作用もあるので、のどの乾きやイライラ感を和らげてくれるとも考えられています。
玄米のおすすめの食べ方
玄米は栄養豊富なので、疲れやすい方は主食として食べていただくのがおすすめです。
けれども食物繊維が多く消化が悪いため、
白米を食べる時よりきちんと噛んで食べる必要があります。
病気の時など胃腸が弱っているときは、おかゆにして食べると良いでしょう。
ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む玄米は、
単品でも十分バランスが良い食品です。
しかし、玄米ご飯だけ、おにぎりだけではなく、
味噌汁や納豆などの他の薬膳の食材と組み合わせることで相乗効果を期待できます。
素晴らしい健康食材である玄米ですが、白米に比べて農薬が残りやすいということが分かっています。
農薬を摂取するリスクを減らすために、炊飯する前にしっかりと研ぐようにしましょう。
また、できるだけ農薬未使用のものを選んでいただくことをおすすめします。
<こんなひとにおすすめ>
・胃腸が弱っている方
・病後で体力の無い方
・冷え性にお悩みの方
まとめ
いかがでしたでしょうか。
玄米は日々の主食として取り入れることで、体質改善などさまざまな効果を発揮します。
また、ほかの薬膳の食材とも組み合わせやすく自分に必要な栄養素を効率よくとることが可能です。
ぜひ、日々の食卓に玄米を取り入れてみてください。